あー、すみません

mayudama_lala2009-02-19

ちなみに一曲できました。
愛すならば素晴らしい日々を

教習所からマイクロバスが出ていて、帰りは家の近くまで乗って帰ることが多いんだけど
いつも同じ時間帯で大体同じラジオ番組が流れていて
ちょうどバスが発進すると同時にちゃららーてはじまる
「電話お悩み相談室」
音が小さくて、車内もしーんとしているから、ついつい聞き入っちゃって
夫が死んだら借金があったのが発覚して、とか、長男が病気で、とか
人生いろいろだなーとかぼんやり思うくらいだったんだけれど
今日のお悩みについて、わたしはどうしてもなんだか考えた。
30歳くらいの女性のひとで、あらめずらしく若い人だななんて思ったりして
そしたら、彼女は小学生くらいの長男を虐待してしまっているらしく。
彼女は語りました。彼女の抱えているいろいろな事情を。
両親のこと、自分の兄弟のこと、離婚して再婚したこと。
あたしは聞き取りずらい声を追いかけて
彼女は語り続けました。
バスに乗っていた時間は、わずか10分くらいだったと思います。
あたしは、彼女の話の途中でバスを降りました。
だから、なにか言う権利もない、だけれどもね。
彼女の話の中で、彼女から長男くんへの謝罪や、申し訳ないと思う気持ちを
あたしは聞くことができなかったのです。


人には本当にいろいろな事情や想いがあって、
それを秤にかけて比べたり、勝手にかわいそがったり
そんなことはとても傲慢なことで
でも、彼らはなにも選べないのです。
大人と違って、子供はすべてを手にする可能性をもちながら、
自分を支配する世界に抗うことができないよ。
お金があれば幸せか、愛があれば幸せか
そんなことは知りません。
でも、不必要な苦しみを、痛みを与えないでください。
子供はみんな笑っていればいいのに。
みんなぎゅーって抱きしめられて笑えばいいのに。

たぶん、たくさんいろんな問題が絡み合ってるんだよね。
社会のこととか、いろいろあたしが知らないような。
お母さんだって、辛くないわけない。きっと想像もできないくらいに。
でもね、それが虐待していい理由になんてひとつもならない。
あたしはこの考えが正しいと信じたい。
自分より弱いものに当たるなんて、どんな理由があったって最低だ。
それを自覚してから、どうしたらいいか考えればいいと思う。

こんなこと文章にしたってどうにもならないんだけどー
結局自分は自分の人生を精一杯生きて
手の届く範囲にせめて、なにかできることはないか
考えるしかないのかな。